賀茂祭(葵祭)の期間中、降臨された神様にご奉仕される斎王代(今年選出された斎王代は、東山区在住の二十歳のお嬢さん)とその従者として、女童(少女)、騎女(うまのりのおんな)、采女、女官等、凡そ50名の平安装束に身を包んだ女性たちの華やかで可憐な行列が葵祭の主役です。「斎王代御禊の儀」とは、葵祭に先立って行なわれる斎王代以下女人達の神様への御奉仕の前に、身を清め、穢れを境内を流れる御手洗川で洗い流す禊(みそぎ)の行事です。
この4日に行われる「斎王代御禊の儀」は下鴨神社と交互に隔年で行われており今年は上賀茂神社が当番で午前10時から執り行われました。神社一之鳥居に到着した斎王代以下女人列一行は境内を参進、二之鳥居を潜り、手水のあと、列を整え雅楽の演奏の中、神職の先導により御手洗川上に架かる橋殿々上に進み、整列著座されます。 ここで祓詞宣読、修祓などの神事の後、儀式のクライマックスである女童2人を従えた斎王代が御手洗川に降り御禊されます。その後、女人たち全員は橋殿々上に着座のまま細い籤にて自己祓が行なわれ、一連の禊の儀式が終わります。その後、一行は橋殿から退座され、細殿前に整列し本殿に向かい遥拝された後、関係者全員による記念撮影などがありお開きとなりました。
by fushimi_no_occhan
| 2010-05-04 19:56
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