御所の御門 (京都御所 ) (2010年06月02日)

京都御苑の中央に、明治維新の東京遷都以前の第121代孝明天皇までの居所であった内裏(禁裏)、京都御所があります。御所の四方はこの場所が最高の格式を有する所であることを示す5本の白線を施した築地塀で囲まれています。御所への出入口は六ヶ所の御門があり、これらの門は昨日の御苑九門とは異なり、格段に風格のある構造です。禁裏を囲む築地塀の南面中央には、その主門である建礼門があります。時計回りに、西面に進みますと、南から宜秋門、現在御所内への通用門とされている清所門、北側には皇后御常御殿への出入口の皇后門と三ヵ所あります。北面には中央に朔平門があります。そして東面には一ヵ所南寄りに建春門が建ちます。これらの門は全て切妻構造の角柱四脚門で瓦葺屋根は清所門と皇后門の二ヶ所、他は桧皮葺屋根です。また東面の建春門のみ前後面に唐破風ある超豪華な門となっています。
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建礼門
内裏の南正面にある御所の主門、内回廊中央の承明門と相対しています。この門の通行が許されているのは、天皇および国賓のみです。
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宜秋門
宮家や摂家その他公卿が参内する時に通行が許される門(公家門)です。現在、春秋の京都御所一般公開時はここから入場します。
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清所門
皇子女の参内初めに用いられたほか、御所の勝手口といえる通用門(御台所御門)です。現在でも昼間は常時開門されており、皇宮警察が警備に当たっています。現在、事前申し込みによる御所内部見学はこの門より入場します。
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皇后門
皇后御常御殿への出入口の門となりますが、現在では開かずの門ではないかと思われます。
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朔平門
内裏の北門。1863(文久3)年5月、公卿姉小路公知が暴漢(刺客は「薩摩の人斬り(田中)新兵衛」に嫌疑)に襲撃された、いわゆる猿ヶ辻の変(朔平門外の変)の現場です。
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建春門
内裏の東門。唐破風構造の屋根が、他の門と異なります。この門は勅使の出入口としてもちいられていました。明治以来は皇后陛下や皇太子殿下の御門とされ、また外国の首相の入場門とされています。
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一方、京都御所の南東の一角には、天皇が譲位後の居所となる、大宮御所、隣接して仙洞御所があります(現在は事前申し込みにより見学可能)。それぞれに正門が、さらに大宮御所には北門もあります。昼間は常時開門され、皇宮警察が警備に当たっている門は、大宮御所正門のみで、ほかは全て開かずの門ではないかと思われます。
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by fushimi_no_occhan | 2010-06-02 13:40


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