京都東山連峰の東側に広がる山科盆地のほぼ中央、山科区小野御霊町に、その境内は平安期、第54代仁明天皇(810-850)の東宮時代から崩御まで仕え、帝の寵愛を一身に受けていた、美人で、時のスーパーキャリアウーマンであり、また深草少将の百夜の通い伝説の当事者である小野小町の住居跡とされ、「小町化粧の井戸」が残る小野小町旧跡のお寺さん、真言宗善通寺派大本山の随心院門跡さんです。
その境内、築地塀が囲こむ本坊の薬医門前に広がる「名勝小野梅園」、特に超遅咲きの梅で有名な「唐棣(はねず)の梅」がようやく満開の見頃を迎えています。「唐棣の梅」とは小野梅園の紅梅をそう呼びますが、その特長は肉厚の花弁が薄紅色をしておりこの色を古来唐棣(はねず)色と呼ばれていることから由来しています。そして毎年3月最終日曜(今年は28日)には華やかな「はねず踊り」という奉納舞踊と観梅の会が催されます。
by fushimi_no_occhan
| 2010-03-23 16:44
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