伏見には日本最大級の建造物があります。それは伏見の南部を東西に流れる宇治川に架かる大型の橋梁、近鉄京都線の前身奈良電気鉄道(通称:奈良電 開業当初は桃山御陵前駅-西大寺間)の鉄道施設として1928(昭和3)年竣工の「澱川(よどがわ)橋梁」です。径間=164.5m、高さ24.4m、使用鋼材(米国製)=約1,800tonという長大なワンスパンの単純トラス構造の鉄橋です。ワンスパンの単純トラスの構造の橋としては当時は勿論、現在においても日本最大級の鉄道橋です。2001(平成13)年には国の「登録有形文化財」に指定されていますが、同時に近代日本の産業遺構、あるいは第二次大戦の戦争遺構とも言われている鉄橋です。最近はこの鉄橋の東側の観月橋(旧国道24号線)から夕日をバックにシュリエットの鉄橋をカメラに収める多くの写真愛好家が見られます。
by fushimi_no_occhan
| 2009-05-29 10:20
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