大規模な平城宮址発掘調査において1967(昭和42)年、平城宮址の南東角の張出し部分に広大な庭園の遺跡が発見されました。この場所は古籍によれば「東院」(東宮)と呼ばれていた付近で、称徳天皇の時代に宴会や儀式、使節の迎賓に使用されていた所にあたることから、ここを「東院庭園」となづけられ、長年に亘り調査研究されてきた結果を踏まえ奈良時代の庭園の様式を忠実に復元されたもので、日本庭園の原型とされています。1998(平成10)年に完成しています。
この庭園内から東面築地塀越しに若草山や東大寺の甍が遠望されますが、南面越しにはボーリング場のピンの広告塔が見えるのはなんとも興醒めの観があります。
by fushimi_no_occhan
| 2009-05-28 10:26
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