京都大学 (吉田キャンパス レトロな校舎 ) (2009年03月25日)

c0119555_22104030.jpg
昨日は京大の卒業式。それとは関係ないですが、フラッと何の目的も無く、京大の有名な時計台のある本部はじめ、大学の中枢機能が集積している吉田キャンパスを吉田神社参道へと通じる鳥居のある東一条通から近衛通付近辺りを散策しました。と言うのは凡そ半世紀前、一時期この付近(二本松町)に住んでいた関係で、少しは土地勘があるためなんとなく足が向きました。しかし土地勘があるとはいえ、半世紀前とでは、キャンパス内、自分の住んでいた(と思われる)辺りもほとんど変わってしまっており、昔の面影を探すのに一苦労でした。そんな中でも、キャンパス内で、かつての面影を残すレトロな建物が残っており懐かしくカメラに収めました。他にもあるんですが、とりあえず3つの建物についてご案内します。
京大の吉田キャンパスはその前進の旧三高から京大設立以来のキャンパスで、元は徳川尾張藩京都下屋敷のあったところ。その石垣が、今出川通の角、百万遍から東大路通沿いに今もキャンパスの外石塀として現存しています(新入生らのサークル活動への勧誘やアジ看板が所狭しと林立しており、石垣を探すのに一苦労)。
c0119555_22105762.jpg
c0119555_2211175.jpg


楽友会館
吉田キャンパスの南端、近衛通に面して、白壁に赤瓦葺、どこと無く南ヨーロッパのスペイン風の佇まいの趣を見せているのが、京都大学楽友会館です。京大創立25周年記念事業として建てられ、1925(大正14)年竣工、森田慶一技師による設計で鉄筋コンクリート造2階建、赤瓦葺です。かつては大学関係者、教授達の社交の場として使われていたものです。構造的にはY字型の柱に支えられた三日月状の玄関ポーチ屋根など、現在でも十分におしゃれな建造物として通じるものがあります。国の登録有形文化財に指定されています。
c0119555_22112245.jpg
c0119555_22113742.jpg
c0119555_22114836.jpg


学生集会所
吉田キャンパス、楽友会館の西側、東大路通と近衛通の北角にある古色蒼然とした2階建ての木造建築物で今も現役で学生のサークル活動に使用されている建物です。60年安保の時代、学生運動の拠点にもなっていたとか。ハーフティンバー様式の構造で、1912(明治45)年竣工の建物。元は旧三高の学生控所として使用されていたものです。建替えの計画があるそうです。
c0119555_22121086.jpg
c0119555_2212265.jpg


京都大学文化財総合研究センター資料館(尊攘堂)
吉田構内の西端、東大路通側にひっそり建っている建物。長州藩士品川弥次郎(明治期 子爵)が吉田松陰の遺志を受け継いで自邸内に設けた学舎。その後1903(明治36)年に京大に寄付され、移築されたものです。現在の吉田地区構内の新しい大型の校舎の片隅で、非常に可愛らしい建物に見えますが、和式ながら洋風意匠で、当時の擬洋風建築と言われている構造(龍谷大学大宮学舎と同じ分類)です。煉瓦建築にスタッコ仕上げ。国の登録有形文化財に指定されています。この建物の北隣には、最新のモダンな建物である、京都大学総合博物館なるものがあります。
c0119555_22124434.jpg
c0119555_2213214.jpg
c0119555_22131625.jpg
c0119555_22132927.jpg
c0119555_2213429.jpg


ところで東大路通の歩道に沿ってサークル活動の勧誘看板が林立していましたが、そんな中にこんな看板もありました。看板曰く、’京大で、なにしはんの?’。
c0119555_2214544.jpg

[PR]
by fushimi_no_occhan | 2009-03-25 22:16


<< なんとなく吉田界隈逍遥 (重... 花灯路2009 (その3 石... >>